●君の名は’91

視聴率30%を越える人気ドラマ『君の名は』。しかし、伊集院は一回も見た事が無い。そこで、新聞の「今週の君の名は」という番組紹介に出てくる3つのキーワードをたよりに、伊集院にその週のストーリーを教えてあげるコーナー。


【キーワード:「数寄屋橋」、「太ももに彫り物のある人」、「やくざの抗争事件」】

★「君の名は’91・第1話・救世主(メシア)現わる」。西暦19xx年、地球は核の炎に包まれた。世界は死滅したかに思われたが、かろうじて生き残った人類が、数寄屋橋付近で繰り広げる、愛と死闘のストーリーである。ただの一青年である春樹は、恋人である真知子と仲良く暮らしていたが、そんな2人の仲を、暴力団の抗争が引き割いた。「助けて春樹!」「まて!真知子を返せ!」しかし、その声もむなしく、春樹は太ももに入れ墨を彫られ、真知子を連れ去られてしまう。失意の彼の元に、謎の老人が現われ、彼こそが数寄屋神拳の正当伝承者であり、混乱した東京を平和へ導く救世主であると伝えた。そして、彼の修行のたびが始まったのだ。再び真知子と再会できるのか。そして、数寄屋神拳究極奥義“君の名は”とは…。構想10年。制作5年。カラー111分。ドルビーサラウンド。制作ダイヤモンド映像。
(渋谷区/PN:虚弱王福田DX)


太ももに彫り物をした女の件で、漫才コンビ組む羽目になった真知子春樹。2人は、数寄屋橋の上で毎日練習を重ね、ついにあの有名な、やくざの抗争事件のネタを仕上げるのであった。そして2人は、『お笑いスター誕生』に出場する事を決意。そんな、すべてが順調に進んでいた2人の元に、あるニュースが舞い込む。あの、ハニーズが10週目に失敗したのだ。不安になる2人。やはり、何か決定打となるギャグが欲しいと思った春樹は、吉本新喜劇的なギャグを考え出すのであった。そして、あの有名な伝説的一発ギャグ“君の名は”と言うフレーズを作り上げる(このギャグの使い方は、みなさんご存知ですよね)。再び燃え上がる2人の元に、テレビ番組出演の依頼が来た。喜び合う2人。これで、成功への第一歩を踏み出したかに思えたのだが…。
(福島県/PN:アーノルドたきざわとさいとうプロ)


★伊集院さん、あの『君の名は』のシナリオを、何と私はニッポン放送内で入手しました。都電で、尾行マン4号こと春樹は、太ももに彫り物のある女性真知子を尾行。そして、尾行評論家・堀さんの予想通り、数寄屋橋で下車。久しぶりの尾行成功に行きあがる2人が、彼女にインタビューを始めた。「あのぉ、実は、佐渡から尾行してきたんですけどぉ。ところで、君の名は」と問いかけた2人を、突然やくざ風の男達が囲む。さよなら尾行マン。ついにインタビューにこぎつけた尾行マン4号と、やくざ風の男達はいったい。尾行マン4号に明日はあるのか。尾行マンは、いつも、あなたの後ろにいる(※1)。
(千葉県/PN:光ケンヂ再び)
※1 同じくOh!デカ内で放送されていた、街中で見つけた見ず知らずの人を自宅まで尾行し、インタビューするコーナー「さよなら尾行マン」風に。


【キーワード:「間に合わなかった」、「杉本彩が騒いでいた」、「二階の模様替え」】(※2)
※2 伊集院コメント 今回のポイントは“杉本彩をどう騒がせるか”で決まりますね。

★宝寿司勤務の梅さんは、真知子先生見たさに今日もはしごを担いでバイクを走らせていた。梅は途中、ゴリライモに会い真知子先生が産休である事を知らされる。事実を確かめようとヒロシの教室に行く梅だが、そこに真知子先生の姿はない。間に合わなかった梅の前に、産休としてやって来たのは杉本彩先生と西田敏行先生だった(※3)。梅は杉本にひとめ惚れしてしまい、寿司屋の二階にある自分の部屋を、杉本のポスターで模様替えするのであった。梅は杉本にアタックするが、タダで寿司を食わせないので、杉本は騒いでいる。ピョン吉は2人の仲を取り持とうとするが、杉本は南先生と出来てしまうのであった。
(宮崎県/原田しげとし)
※3 伊集院コメント 産休といえば、西田敏行。。。


★1945年、北海道は一匹の人食い熊に怯えていた。狩人である春樹は熊狩りを頼まれたが、あまり乗り気ではない。そう。その熊こそ、春樹が子供の頃かわいがっていた真知子だったのだ。「真知子は俺の手で仕留める」ついに決心した春樹は、頭の良い真知子の為の、数寄屋橋の罠マニアから、最も巧妙な罠、“マニア罠”を買った(すまん)。その頃、ロッジの二階では春樹の家族が重い雰囲気で集まっていた。みんな、春樹がどんな気持ちで狩りに行ったか知ってるのだ。そんな二階の模様を変えようと、居候の杉本彩はひとり騒いでいた。ロッジの前に人食い熊があらわれた。はたして春樹は間に合うのか!
(練馬区/PN:大技大王)


★スポーツ新聞の記者である春樹は、近鉄の野茂投手の速球の秘密を探っていた。やがて春樹は、野茂投手が1日に2回、ヨガの教室に通ってる事を掴んだ。1日に2回野茂ヨガへ…(すまん)。早速、春樹は野茂の通う数寄屋橋ヨガ教室へと向かう。そこで春樹は、ヨガの先生・真知子に知り合うが、無理な体制をした野茂は、体がもとに戻らなくなり、その日の試合に間に合わなかった。一方球場では、先発予定の野茂が来なかった事で、観客席の杉本彩が騒いでいる。また、ベンチでも野茂に替わる投手の事で仰木監督が困っている。そこへ「俺を使ってみないか」と謎の男が現れる。仰木監督はその男に言った。「君の名は?」
(北海道/PN:荒木・ジョン・サルマタ)(※4)
※4伊集院コメント
ハガキの郵便番号を書くマスのところを出っ歯にしてシェーのイヤミのイラストが描いてあって、コレ異常に可笑しいんだけど。あ〜、みんなにFAXで送りたい!


★コーヒーショップ「君の名は」の若きマスター・松平春樹は(※5)、その日、彼の姫である杉本彩を店に呼んで、コーヒーを奢っていた。砂糖を少なめにして彼女に出したが、彼女が甘党だったのを思い出し、砂糖を入れようとしたがもう間に合わなかった。彼女は「こんな苦いコーヒー飲めない!」と言って騒いでいた。杉本彩が騒いでいた時、奥の席にいた田舎育ちの真知子は我慢できなくなって、騒いでいる彩のところに行き、方言丸出しでこう言った。「苦いのも、良うがえ」(※6)
(埼玉県/PN:酒とタクシー)
※5伊集院コメント NHKだからって松平春樹ってのもイイな
※6伊集院突っ込み どこの方言なんだよ!“苦いのも、良うがえ”は!


【キーワード:「息の詰まる毎日」、「8ヶ月」、「人事異動」】

★2001年。ついに念願のNASAの宇宙飛行士になれた春樹真知子。「地球とも8ヶ月間のお別れか。さみしくなるなぁ」そんな思いを胸に、春樹と真知子を乗せたスペースシャトルは月へと旅立った。ところが、月まであと30,000Kmという所で、謎の宇宙人の襲撃にあい、春樹たちのスペースシャトルは故障してしまった。その時のダメージの影響で機内の酸素は日に日に薄くなり、息の詰まる毎日を送っている春樹と真知子。「ああ、地球よ。懐かしきわが故郷よ」「何を弱音を吐いているんだ。しっかりしろ。そうだ、ラジオでもつけるか」するとラジオから、なつかしのヒットソング、原由子の「じんじん」が聴こえてきた。「俺、原由子のファンだったんだぁ。この曲、じんじんはいいぞぉ…。じんじんはいいぞぉ…、じんじんはいいぞぉ、じんじんいいぞぉ、人事異動!」(すまん)このギャグが、より一層機内の酸素を薄くするのであった。
今週はココまでです。次週「生と死の狭間で」をお楽しみ下さい。
(千葉県/PN:トンマのマント)


★91年1月1日。春樹は正月を迎えた。99歳と4ヶ月、100歳の大台まであと8ヵ月。棺桶に片足突っ込んでるじじいの春樹にとっては奇跡的な事だった。「さぁ、おじいさん。お雑煮ですよぉ」妻の真知子が言った。お雑煮を食べる2人。すると突然、春樹が「息が詰まる!まいっちん〇▲×◇@■▽&●…!息が詰まる!まいんち!」ともだえ始めた。そうだ、春樹は餅を喉に詰まらせてしまったのだ。そして、そのまま帰らぬ人となった。正月から葬式を出すことになり、親類のものは棺桶に、冷たくなったじじいを移動させた。じじい移動させた…。真知子は悲しみを抑えながらお坊さんに言った。「あの、戒名をつけて下さいますか?」お坊さんは、春樹の安らかな顔を見て言った「君の名は?」
(静岡県/PN:伊集院を月給3万円の頃から知る男)


★「君の名は’91 およげ春樹くんの巻」
ここは、あるたい焼き制作会社が経営するたい焼き屋。たい焼きの春樹は、毎日毎日鉄板の上で焼かれて息の詰まるよう思いであった。ある日、その店のおじさんが人事異動によって変わった。春樹は、その店のおじさんと相性が合わず、ついにある朝けんかをしてしまい、春樹は海へと飛びこんだのさ。何日間も海の中をさまよった春樹は、最後には浜辺の見知らぬおじさんに釣り上げられ、食べられてしまった。そんな春樹の行動を一部始終見ていた子門真知子は、春樹の事を8ヶ月間かけて「およげ!たいやきくん」という歌にした。真知子はこの曲を「ひらけ!ポンキッキ」という番組で発表するのだが…。
(埼玉県坂戸市/PN:もんたみーの)


春樹は熱血新入社員であり数寄屋商事の腕利き営業マンである。しかし、そんな彼の才能を妬む上司や同僚からいじめられ息の詰まる毎日を送っている。が、そんな彼の心を慰めるのが、結婚したばかりの妻・真知子である。だが、運命はそんな2人を苛酷にも引き裂いた。春樹が人事異動で、シンガポールへ1年間の転勤を命じられたのである。そして、1年の月日が流れた。しかし、若い2人にとって1年間は長すぎた。空港で春樹を出迎えた真知子はなんと、妊娠8ヶ月だったのである。「おいおい!計算が合わないぜ!ちくしょー!」叫ぶや否や春樹は、土砂降りの雨の中をあてもなく駆け出した。そして、安酒場で酔いつぶれた彼に1人の紳士が声をかけてきた。「君の名は?」さて…。(※7)
(渋谷区/PN:虚弱王福田DX)
※7伊集院コメント “さて”終わり?気になるよぉ。


★「君の名は FMW編」
春樹真知子は、最近の大仁田厚を見ると息の詰まる思いだった。昨年8月のノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチから8ヶ月、再びターザン後藤が孤立してしまったからだ。しかも、人事異動したかのように、ミスターポーゴの新団体設立。このままでは大仁田厚はどうなってしまうのか。FMW次期シリーズ・灼熱の激突にご注目を!
(埼玉県/PN:レンタルあきら)

(引き続き工事中)


●Oh!デカナイトへ


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