●第1回「勘違い」 (1,034文字 344倍返し)

うちのサイトは、基本的に書庫であり資料館であるという位置付けで考えており、私の私的な感情が入ったものは極力置かないようにというコンセプトでスタートしました。ま、当初は伊集院ファンは必ず見ていて、かつフリーで書きたい事を書ける掲示板などもいくつかあったので、私的な意見はその辺で書いてたというのもあるのですが、残念ながら現在はその辺の主だったところは無くなってしまいました。

そこで“図書館の壁にたまに貼ってある「図書館だより」とかで館長とかが片手間に書いてる駄文”程度のもので、伊集院さんかラジオに関連する話と言う事ならサイトのコンセプト内で許せる範囲でしょ。てな“言い訳”付きで、(今回「社説」としてこのコーナーと分類した)駄文を3つほど書いてしまったのが2カ月程前。これが何人かから称賛の声を貰ってしまった事がマズかった。ま、そもそも批判なんかわざわざ浴せてくれるような人はいないわけで、多くの人が読み捨ててるだけなのは重々承知してるんですけどね。“伊集院さん関連じゃなくてもいいかな?”という“勘違い”が頭を過ってしまったのです。

でも、そんな私にも一応良心(?)と言いますか、そんな私を客観的に見ている“サイト管理者としての私”がおりまして、冷静にストップをかけて来ました。「んなもん誰も読まねーよ!」と。そりゃそうです。現役で毎週の様にハガキを読まれてる職人さんの文章ならみんな読みたいと思うでしょう。また職人さんでなくても個性的な魅力があり、人を引き付ける文章を書く人もいます。それに引き換え、単に“昔ちょっとハガキ書いてた事もあるってだけの人の駄文”ですからね。確かに、我ながら“誰が読むんだ?”という感じ。例えて言うなら、イチローや松井のコメントなら野球に関係ない話でも聞いてみたいと思います。また、野球経験者でなくとも、二宮清純とかの評論にはちゃんと読者がつきます。それに対して、元巨人の四條あたりが“引退後にやってるガーデニングの話をします”と言ったところで、んなもん誰が聞くか!って事です。

んなわけで、このコーナーをはじめる上で、私の中にいろいろ葛藤がありました。で、その結果、出た結論。「でも、通勤中とかでも適当に駄文書けるようにZaurus買っちゃったしなぁ。。。」…すまん。あのぉ、伊集院さん関連のコンテンツも平行して復活させて行きますので、時々でいいです。どうしょもなくお暇な時でいいんで、勘違いな“四條のガーデニング話”につきあって下さい。

2004.5.8  NEWラジパラザウルス


●第2回「漢字変換」 (925文字 231倍返し)

以前、日曜日の秘密基地のFAXテーマになった事もあるが、パソコンの漢字変換ならではの誤字というのがある。書いている方は文脈を見ながら投入しているため、ほかの漢字に変換されるなどと言うことは全く想定せずに1発目に出てきた漢字で実行してしまい、さらにブラインドタッチが完璧でないとろくに画面も見ないで進んでしまうため、そのまま誤字になってしまう、というようなケースが多いのではないだろうか。

で、このような状況でやっかいなのは、“変換して1発目に出る文字にはその人の習慣が現れてしまう”ということ。以前、会社の会議の席で、会議資料の「〇〇社と◆◆社のシェアは拮抗している」という文章が、見事に“亀甲している”になっている人がいた。普通“きっこう”の変換で1発目に“亀甲”が出てくるなどというのは、その人が普段から“亀甲縛り”等々の単語を打ち込んでいなければあり得ないだろう。その資料を作成した係長を皆が疑いの目で見るようになり、会議後はその係長が“縛る方”なのか“縛られる方”なのかに議論が及んだのは言うまでもない(?)。

もうひとつ1発変換と言えば、単語登録をすることで無理矢理変換させることも可能だが、これもプライベートの利用で登録しているものはちょっと他人に知られてはマズいものも…。会社でとある人の端末を借りたところ、ある1文字を打つと女性の名前に変換されるよう単語登録されていた(“あ”って1文字打つと“あさ美”って変換されるようなもん)。ちゃんと妻子のある人なのだが、奥さんの名前でも娘の名前でもない。何か見てはいけないものをみてしまった気がした。ちなみに、その端末は“キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!”というのも単語登録されていた。こういうのも、ちょっと人格を疑ってしまうというもの。特に40過ぎの人の端末だったしねぇ(ちなみに、うちの社内ネットワークって、某巨大掲示板はアクセス規制かかってて見れないはずなんだけどなぁ。どこで、使ってるんだ?この変換)。

最近は個人情報の重要性を考え、端末を他人に貸すという事も少なくなったが、実は漏れて困るのは業務データではなく、このように端末に残った意外なプライバシーの方なんじゃないの?と思ったりした。

2004.5.8  NEWラジパラザウルス


●第3回「ネーミング」 (1,410文字 282倍返し)

私には、レンタルビデオ屋なんかで好きなコーナーがある。それは、暖簾をくぐって行くアダルトコーナー…の一歩手前で、でも一般作の外れにある“洋モノエロ映画”のコーナーだ。暖簾の中と外の区別ってのがよく解らないのだが、まぁ“モザイクがかからない程度のエロストーリーもの”って所か?いや、実は借りた事はないのでよく知らない(あ、格好つけたりカマトトぶってる訳ではなく、単に金髪苦手なんで…)。このコーナーのビデオのネーミングがあまりにもくだらなくて好きなのである。

伊集院さんが、以前フリートークで「ウーマン・イン・ブラック」というパロディ物の洋ピンの話をしていたが、洋エロコーナーは、その「WIB」に負けずとも劣らない駄ジャレタイトルのオンパレードなのである。しかも、そのセンスが「SEXファイル」「ヌード・オブ・ザ・リング」といった具合で、エロ用語を覚えたばっかで“乳房”とかを辞書でひいて喜んでる小4男子とかですら思いついても敢えて言わないような、もう苦笑するしかないレベルなのである(ちなみに後者は「マラの仲間」というサブタイトルがついていたのだが、これは「旅の仲間」と懸けてあるのだろうか?いや、懸かってないし!)。さらに、普通1つの言葉の中で2つ3つ駄ジャレにできるとこが見つかっても、元が判らなくなっては元も個も無いため、一番面白い部分だけを変えたりするものだが、洋エロはそんなのもお構いなし。駄ジャレに出来る所が見つかると、見つかった数だけ変えてしまう。「マゾリックス・エローテッド」「フェラスト・ガンプ一股一毛」とか、もう変え放題。「69コカンズ」などは短いタイトルで2箇所変えちゃった上に、元も“スマッシュヒット”くらいの映画だったせいもあって、その後一般作コーナーに行って元を見てようやく“うわっ、69も60から変えてるんだ!”って事に気付いたくらい。

で、いったいこういうタイトルって誰がつけてるモノなのだろうか?「WIB」なんかは、確か伊集院さん海外で見たって言ってたので元の洋題も同じなのだろうが、明らかに邦題として“日本語の駄ジャレ”がついているものもある。「ザ・ビーチク」「コカン・ザ・グレート」「ハメナプトラ」など。でも、元はちゃんと外国で作られたパロディものの洋エロなのだから、洋題の段階では英語の駄ジャレでタイトルがついていたのだろう。しかしそれが日本人には判らないエロ用語だったりとか、元のタイトルが洋題≠邦題だったためこっちでも別の駄ジャレで邦題をつけている、といった感じか。そういえば、「エロ猿の惑星」というのがあったが、あれは元々「PLANET OF THE APES」の方で英語駄ジャレがついてたんだろうけど、日本語駄ジャレがどうしても思いつかなかったものと推測される。とにかく、外国にも日本にもそれぞれ駄ジャレ考えてるバカがいるのかと思うと、くだらないを通り越してもう笑うしかないのだ。

ちなみに「ハメナプトラ」は元が“2”まで出ているために、ご丁寧にこっちにも“2”が出ていた。おいおい!内容はともかく、“2”まで引っ張れるネタじゃないだろ!と思うのだが、もう作ってる人たちは、駄ジャレにさえなってればOK。“ギャグとしてのレベル”なんて、関係ないのだろう。ま、かく言うこっちも“そろそろ「マゾリックス」や「ヌード・オブ・ザ・リング」の続編が出る頃かな?”と楽しみにしてたりするのだが…。

2004.5.8  NEWラジパラザウルス

※余談ですが“洋エロ”って書くと、なんか江口洋介って書いてある気がしません?


●第4回「ユニフォーム」 (1,212文字 202倍返し)

女子バレーの日本代表が五輪行きを決めましたね。ま、そろそろ男子の最終予選も始まっているので、ちょっと前の話になっちゃいましたが。世間一般には、なぜに“プリンセス”なのかわからない、素朴系“青森県北津軽郡出身風フェイス”の栗原と(※1)、日本代表のプロフィールを並べると身長以上に体重が抜きん出ているムチムチさん、パワフルカナで盛り上がっていたようで、基本的に私もどっちも好みなんですが(↑私がいかに好みかを語ると、どうも褒めてるようには聞こえないらしい。なんでだ?)、私がW杯以降注目してたのは、杉山祥子の宇宙人的な“直線おかっぱヘアー”だったんですけどねぇ…。“レゴの女”かよっ!っていう感じの一直線の襟足を。なんか、今回見たらふつーの髪形になってましたねぇ。だれかがW杯見て、指摘しちゃったんだろうか?かなり残念でした。

で、今回もう一つの突っ込みどころとして(っていうかこれって“突っ込み待ち”って感じだったので、触れずに流すのが正当。話題にしちゃうのはちょっと手中にハマってしまっているかもしれませんが…)、奴ら肩にサロンパス貼ってプレイしてましたよねぇ。いや、もちろんユニフォームの肩部分の広告なんですけどね。あのサロンパスが本物だって思って見ちゃうと、なんか日本のブロックが成功したりしても、高さで勝ったってよりはサロンパス臭で圧倒したって気がするし、アタック撃ったそばから癒されていったので1位通過出来たって気がしてきてしまいます。

ユニフォームの広告と言えばJリーグも各チームが広告を入れていますが、アルビレックス新潟の胸に入った「亀田製菓」なんかは、やっぱりあそこにあられやお煎餅が入ってると考えて見るとより一層楽しめますね。アルビレックスの選手達は試合毎にあそこに一杯お煎餅を入れてもらったユニフォームを配られ、“試合が終わったら食べてもいいよ”って言われてる訳ですね。もう選手達は一杯お煎餅食べたいですから、なるべく胸でトラップはしないようにしますね。仮に胸でトラップなんかしようモノなら、バリッっていっちゃいますから。もう粉々ですよ。オーバーヘッドなんかもこぼしちゃいますからやんないですね。敵のフリーキックに対してゴール前で壁作ってる時も手を前で組んでるのは、もうみんなお煎餅ガードのため。そう考えるとtoto外してしまってても楽しく見れますね。ちょっとした“あそび”でした。

そういえば、最近はプロ野球もユニフォームに広告を入れていますが、プロ野球と言えば、ちょっと前までオリックスの2軍が穴吹工務店との契約で“サーパス神戸”という名前で、チーム名自体を広告としていました(あれ?チーム名は今年も継続してるか?)。実はこの“オリックスがチーム名自体をレンタルする”って事、12年も前に「伊集院光の!ANN」が「Back to the future体験」コーナーで予言してたんですよね。気付いてました?みなさん。

2004.5.23  NEWラジパラザウルス

※1 ホントは広島出身ね。


●第5回「実験」 (1,244文字 622倍返し)

先日の「トリビアの泉」で衝撃的な発見があった。「トリビアの種」のコーナーで、その日は“馬と鹿、どっちが馬鹿か”というテーマで、ま、その実験の方はどうでもよかったのだが、それを検証するために行った実験方法を提唱した動物行動学の権威と言われる人物が“マイケル・W・フォックス”という名前だったのだ。“権威”と言われる人なので、動物学の世界では有名な名前なのだろうが、一般的には“マイケル〇フォックス”と言えば、マイケル・J・フォックスしか知られていなかった。それが、突然の“W”の出現である。

化学の世界では、例えばゲルマニウムという元素が発見されたのは1885年の事であったが、その存在は早くからわかっていたと言う。文系の私のうろ覚えの知識だが、元素を番号順に周期表にならべて行くと現在ゲルマニウムが入っている所が空欄となっていて、ココに入る元素があるはずだと事で実験を繰り返し、その通りにゲルマニウムが発見されたのだと言う。

と言う事であれば、マイケル・J・フォックスとマイケル・W・フォックスが発見された今、間のマイケル・K・フォックスからマイケル・V・フォックスは、当然存在すると言っても言い過ぎではないし、またJ〜Wという半端な存在の仕方をするというのは到底考えにくく、前後のA〜IやX〜Zも存在すると考えるのが自然であろう。

そんな様々なマイケル〇フォックス界では、やはり一番バカっぽく見られているのはマイケル・P・フォックスあたりだろう。日本人でPがつく名前と言えば、ピン子、ペー、パー子くらいのものである。ま、外国人の名前であればまだ多いのだろうが、それでもP単体で名前に入っちゃうのはやっぱりバカだろう。

同様に、マイケル・Q・フォックスも響きがバカっぽい。でも、まだマイケル・Q・フォックスはマイケル・A・フォックス辺りとコンビを組んで、プリントゴッコかなんかのQ&Aビデオとかで、Q・フォックスが質問をするとA・フォックスが答える、みたいな絶妙なコンビネーションで活躍していそうである。

ちなみにこの、マイケル・A・フォックスは、かつてマイケル・F・フォックスと一緒に“マイケル・フォックス”というペンネームで合作マンガを書いていたことは言うまでもない。とは言っても、実際は途中からコンビは解消し、マンガ毎に分業していた。人気マンガ「Doraemon」も、第一話でMr.Nobiの机の引き出しから炎と共に飛び出したデロリアンがのどかなお正月を過ごしていたNobi家を業火に包み、唖然としているNobitaに対してしれっとDoraemonが「キミの孫の孫が未来で大変なんだ」と言うシーン。このシュールさはA・フォックスの作品かと思われがちだが、すべてF・フォックスが書いていたと言う。

これだけ個性的なマイケル〇フォックスたち。実験により存在は判っているのだから、ぜひ早くに見つけてほしいものである。その後に、杉作A太郎から杉作Z太郎までも探さなければいけないのだから。

2004.5.23  NEWラジパラザウルス


●前のページに戻る


inserted by FC2 system