《「いちについて」さんの宝発見までの経緯》
今回、宝を発見したいちについてさんが発見までの経緯をメールで送ってくれました。これが、宝発見までのドラマがあって非常に面白いので、掲載させてもらいました（以下、緑文字がいちについてさんのメール、白文字がそれに対するラジパラの反応、および後日談です）。
こんにちは。いちについてです。
宝探しのキーワードを見つけたのでメールしました。かなり悩まされたのでキーワードを送るついでに、嫌がらせに思考の過程を全部書きます。
嫌がらせだったんですか。。。
・地図：都内でなければ探すのはやめようと、駄目元で都内の地図を見てみると、どうやら新宿区っぽい。マピオンで確認するとちょうど新宿駅のところに赤い点がある。青い点は意味不明だが、場所の検討がついたので、宝探しに挑戦することに。
この時点で新宿がわかったのは結構すごいですね。ちなみに、途中で、ヒントとして出しましたが、マピオンは新宿全体の形は非常にわかりにくかったです。
・ヒント１：「芳賀ゆいの歴史」を見てみる。新宿区内のイベント会場はテイトムセン新宿店・新星堂新宿店ぐらいか。その跡地と言われても、どこにあったかなんて知らないので参考にならない。
そうですね。当時、行った私でさえ記憶が曖昧なので…。いろいろ検索してみても、TSUTAYA新宿店の場所が以前何だったかは確認できませんでした。ちなみに、私の記憶の中ではテイトムセンがあって（紀伊国屋２階と別にもう１店あった）、新星堂がアドホックの中に（アイドルCDの聖地として）あったと思ってたんですが、テイトムセンがアドホック内にあったというソースは検索して見つかったんで、新星堂か？
・ヒント２：まんなかの人が分からないので、アイドルサイトでファイル名の「あや」を検索して一つ一つ見ていくことに。一覧にヒントと同じ写真が載っていたので楽に発見できた「Miracle平山綾卒業記念写真集」の表紙だ。これで三人が若槻千夏、平山彩、小倉優子だと判明。ファイル名や画像タイトルにバストサイズが書かれているので、「親会社はA.B.C」のようにバストのカップ数が鍵になると予想するが、しかし肝心のカップ数が調べられない。三人とも小さい胸なので、AかBかCのどれかだろうと、テキトウに組み合わせてみる。
A.B.C（青山ブックセンター）
B.B.C（イギリス放送協会）
C.C.B（ロマンチックが止まらない）
やっぱり参考にならない。
アイドルという事でB.C.G（美少女カラフルギャング）という日テレが大コケしたアイドルグループに発想が行かなくてよかった（っていうか、知らねぇって、古すぎ）。小倉優子のＧは有り得ないけどね。それにしても“若いアルファベット３文字の組み合わせだろう”という推測もかなり鋭いですね。
・ヒント３：「牧師さんの水死体」で検索。「早押しクイズQQQのQのQ」で読まれた答えが「ポセイドンアドベンチャー」になる問題文だ。ある種のアトラクション的な意味で、手を入れるのがためらわれるような水辺に隠してあると予想。新宿公園のトイレタンクの中とかだったらどうしよう。
ここだけは引っかかってくれた様で。ちなみに、新宿中央公園で水辺ならナイアガラの滝（？）があります。
8月3日：気合で新宿探索。案の定見つからない。水辺すら見つからない。ヒント１のレコードショップが紀伊国屋の中にあった気がしたので、紀伊国屋でポセイドンアドベンチャーのDVDを見てみたが、キーワードは無し。まあ、売れないとも限らないし、そんなところには隠さないか。
私も、紀伊国屋の中にテイトムセンがあるのは忘れていました。ただ、先にも述べた様に、紀伊国屋のテイトムセンは芳賀ゆいイベントの店とは別。ただ、紀伊国屋を挟んで前後でイベントが行われたんで、近くまでは行けちゃううのね。
もう一度考えてみる。
『ラジパラ（管理人風） > えっとぉ…。かなりすごいかも（笑）。ヒント2か2つの青い点がわかればイケるかな？要はヒント2の場所が地図の範囲内に3箇所あり、そのうちの赤い場所という事です。
( 8月5日(木) 5時7分 )』
このレスを参考にして、意味不明だった青い点に着目してみる。マピオンでめぼしい地点を拡大。どうやら両方とも駅の近くにあるらしい。新宿区内に3店しかなくて、駅前にあるもの……ファーストフード店はもっと多いだろうし、公園だって同じ。悩ましい。
考えてもらちがあかないので、3つの点の最寄駅「新宿
新大久保 中井」で検索してみる。しかし不動産情報しか出てこない。3つとも駅前店だと予想をつけて、今度は「新宿
新大久保 中井 店」で検索してみると……出た！（検索結果）
新宿区内のツタヤはTSUTAYA新大久保店・新宿
TSUTAYA ・TSUTAYA中井店の3軒らしい。九分九厘これだろうが、逸る気持ちを抑えて親会社を確認する。（確認）
「株式会社ツタヤオンラインは、全国約１０００店舗以上を展開する「TSUTAYA」のFC本部であるCCC
(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)の子会社で、インターネット向け総合エンターテインメント情報サイト「TSUTAYA
online」を運営する会社です。」
CCC！
確実にツタヤ新宿店だ。新品DVDなら売れてしまう恐れがあるが、レンタルなら外箱は常に店に置いてある。なるほど、ラジパラさんの「えっとぉ…。かなりすごいかも（笑）」も紀伊国屋でDVDを手に取ったことに対するものに違いない。
そうですね。全てにおいて近かったんで。しかも、（自分で考えておきながら）あの３点からTSUTAYAにつなげられるとは正直思ってませんでした。
ちなみに、外箱なら借りられてもOKと言うのは確かに考えていたのですが、実は当初は、映画「リング」の様にビデオの最後にキーワードの映像を上書き録画しとこうかというアイデアもあったんです。が、さすがにバレるとマズい。器物破損だしね。で、次に考えたのが、ビデオのテープを保護している部分を開けてその裏にキーワードを貼るという事。でも、これでも先に借りられちゃううと見つからないし、あと返却された後にチェックする店員いるでしょ？あそこだと。そーするとはがされちゃうんで、外箱内に落ちつきました。
8月6日：また新宿へ。今度はツタヤへ一直線。借りるわけではないので店員さんに訊くのも悪いなあと自力で探すが全然見つからず、そのうちがんがんに効いたクーラーでお腹が痛くなってきたので、仕方無く店員さんに尋ねることに。程なくして「ポセイドンアドベンチャー」発見。「ポセイドンアドベンチャー２はこちらになります」と別コーナーを紹介してくださる店員さんを「１だけでいいんです」と断り、箱の中を確認すると、怪しい紙がテープでしっかりと貼り付けてある。レジの真横にあるコーナーで挙動不審気味に箱の中に手をつっこみそれを剥がす。剥がすのも挙動不審だけど、これを貼るのはもっと挙動不審だったろうなあと思いながら、キーワードを確認。
「はじめての大塚愛」
ダジャレか……
記念に紙も貰って帰りました。
実は、恥ずかしい駄ジャレを臆面もなくメールで送らなければ行けないというのが最後の難関…と言うわけではなく、単に店に着いてからテキトーに思いついた事を書いてきてしまったんで。大塚愛が店内に流れていたので、って単純ですね。すまん。。。
で、ビデオの場所なんですが、実はこの企画、数年前に別サイトを立ち上げ様とした時（頓挫）に既にあったアイデアでして、その頃下見した時は、「ポセイドンアドベンチャー」は「２」と並んでかなり奥まった目立たない場所にあったんですよ。ところが、今回行ってみると「ポセイドンアドベンチャー」は「２」とは別にされてレンタルカウンター真横の「俳優別：ジーン・ハックマン」のコーナーに。店員が全員接客で前を向いていて、なおかつ俳優別の棚にお客さんがいない瞬間を待つ事30分。キーワードを隠して、解答編用の写真を撮って（コレが一番怪しかった）となんとか作業を終えたのでした（っていうか、「ポセイドンアドベンチャー」のパッケージもって30分うろうろしてる挙動不審なスーツの男って段階で既にマンマークされてたか？）。それにしても「２」もあったんですね。実は最初は“絶対に借りられないだろう”という事で「２」の方に隠そうと思っていたんですが、いっくら捜しても見つからなかったんです。
というわけで、いちについてさんおめでとうございます。商品を予告通り“当時のニッポン放送と同じ方法で”発送させていただきます。当時と同じとはどういうことか？ええ、普通に郵送します。発送途中でカンペンがベコベコになったという苦情も多かったという当時のニッポン放送。はたして、今回の宝は無事にいちについてさんに届くのかな？（罰ゲームかよ！）。というわけでお楽しみに。
《後日談》
てな感じで、なんとか2回目にして企画を集結する事が出来ました。ちなみに、前回の宝の場所も今回の宝から徒歩圏内の新宿中央公園なんですけどね（↑のナイアガラの滝もヒントのひとつだった）。
で、水面下でどれくらいの人が考えてくれていたかはわからないんですが（いちについてさんも最初の新宿行きまでは参戦を表明はしていませんでしたし）、どーなんでしょう？こういう企画。
私は、こういう企画が大好きで、一応伊集院サイトなんで「タイムカプセル企画」にRespectされたと銘打っておりますが、ま、あの企画もかなり好きだったんですが、さらに根底にあるのは昔CXで深夜に放送されていた「チキチキバンバン」であり、あとは某大型掲示板で以前行われていた「悪魔のゲーム」だったりします（あそこの掲示板群あんまり見ないし書きこみはした事ないんですが、アレだけは唯一リアルタイムで見てましたね）。実際の街を使ってロールプレイングゲームをする感覚って、かなり面白いと思っているんですが（また、伊集院リスナーはこういうの好きなんじゃないかと勝手に思っているんですが）。
ただ、今回は猛暑という事もありましたし、特にネットが取っ掛かりだから、ま、元々あまり外に出るのが好きでない人もいるでしょう。今回も、一応この企画を見越して、ゲストブックを一行掲示板形式にしてみたりして、なんとかこうした安楽椅子探偵も取りこめるように考えてみたのですが、この辺の人達も同様に楽しめる方法がもう少し確立できれば良かったですかね。
水面下で考察をめぐらせてくれていた方、もっとこうしてくれたら参加したのに…という方、また１週間で解決してしまったということで、後でこの企画を知ったという方、よろしければ↑の一行掲示板の方に感想を聴かせて下さい。よろしくお願いします。
さてと、あとは発送すれば宝捜しも終わり、か。それにしても１週間たってもカウンタなおらねぇなぁ。結構、良心的なレンタル先で良かったんだけどなぁ。４代目のカウンタでも捜すかな。え？って事はまたキリ番になったらやるって事・・・？。
伊集院光閉架書庫：NEWラジパラザウルス